行政書士ってなんだ?

Uncategorized
本日はもうすでにご存知の方も多いかと思いますが、行政書士ってなに?何ができるの?てかどうやってなれるの?っていうことを紹介したいと思います。
いろんなブログで紹介されているかと思いますが、改めて復習していきましょう!!

行政書士ってなに??

街の法律家などとも呼ばれたりしますが、すごく簡単に言いますと書類作成のスペシャリストですね。
昔は代書屋などと呼ばれたりもしました。

行政書士法に基づく国家資格で、職務上請求権(職務を行う上で官公庁へ書類を請求できる権利)をもつ八士業の一つです。

行政書士のお仕事は、行政書士法第一条の二に記載がありますが、以下の三つになります。

・官公署に提出する書類の作成とその代理、相談業務
・権利義務に関する書類の作成とその代理、相談業務
・事実証明に関する書類の作成とその代理、相談業務

行政書士法にある通り、書類の作成が主な業務ですね。
行政書士が作成できる書類は1万種類を超えると言われており、非常に幅が広いのが特徴です。
司法書士や社会保険労務士等の専門分野を扱うことはできませんが、その他を補填する形として、法律の総合職のような感じですね。

行政書士ってどうやったらなれる??

行政書士のなり方は、行政書士法第二条に記載があります。
① 行政書士試験に合格した者
② 弁護士となる資格を有する者
③ 弁理士となる資格を有する者
④ 公認会計士となる資格を有する者
⑤ 税理士となる資格を有する者
⑥ 一定期間(20年間)、国又は地方公共団体の公務員として行政事務を担当した者  
 (対象となる団体はいろいろあります)

全部で6ルートあります。
①は王道ルートですね。
②~⑤はそっちのがムズいですね。
⑥は公務員の試験受けて20年経つ必要あるとか結局行政書士目指してる人じゃないですね。
ということで行政書士を目指す人は基本的には①の王道ルートの国家試験を受けて合格するというルートを取る方が大半となります。

行政書士試験とは・・・?

行政書士になるには、行政書士試験を受けて合格することが王道であることがわかりました。
じゃあ試験てどんななの?って話ですが。
行政書士試験研究センターという機関が問題を作成していまして、大学のセンセイが試験委員となって問題を考えています。
年々難化していまして、司法試験受験生や司法書士受験生なんかの滑り止めとしても受けられているとかなんとか言われています。

受験申し込みはだいたい7月下旬から8月下旬までの1ヶ月間で、インターネットからでも申込みが可能です。
ただ、インターネットの場合は郵送よりも1日ほど締め切りが早いので注意が必要です。

受験費用は10,400円で、2022年度試験より値上げされました。

試験日は毎年11月の第2日曜日の午後13時から行われています。
年に1回の試験でそこで全て出しきる必要があるということですね。

合格発表は年が明けて1月の下旬頃です。
試験終了から2ヶ月半のあの生殺し感は半端ないですね。
後ほど記載する基準点に択一のみでクリアできる方は清々しい新年を迎えられますが、私のようないわゆる記述結果待ち(大多数の方がこのパターンかと思います)の方は全然楽しくない新年を迎えます。

ハイ、おまたせしました!合格基準は以下です。

まずは総得点ですが、トータルは300点です。
内訳は、
・法令等・・・244点
5肢択一式・・・4点×40問=160点
多肢択一式・・・8点(2点×4箇所穴埋め)×3問=24点
記述式・・・20点×3問=60点

・一般知識・・・56点
5肢択一式・・・4点×14問=56点

上記のうち、法令等が122点以上で一般知識が24点以上あり、なおかつ全体で180点とれれば合格できます。
詳細は行政書士試験研究センターのHPを参照ください。


各科目の配点は出題年によって変わりますが、概ね以下の点数配分です。
・5肢択一式(法令等)
 基礎法学・・・2問
 憲法・・・5問
 行政法・・・19問
 民法・・・9問
 商法・・・5問
・多肢選択式
 憲法・・・1問
 行政法・・・2問
・記述式
 行政法・・・1問
 民法・・・2問
・5肢択一式(一般知識)
 政治・経済・社会・・・7問
 情報通信・個人情報保護・・・5問
 文章理解・・・3問

配点を見てもわかるように、行政法が112点、民法が76点となっており、配点の高さが伺えます。
行政書士だけあって、行政法を制すものが行政書士試験を制す試験となっています。
勉強はやはり、行政法と民法を中心に行うことが大事と言えると思います。

また、毎年受験生を色んな意味で悩ませるのが記述式です。
たった3問で60点の配点ですが、この記述がこの試験のキモになっています。
択一式の全体のでき次第で記述式の採点基準が変わると言われており、調整弁のような役割を担っていると言われています。
記述式に対応できるように、条文や言い回しは正確に覚えることが大事だと思います。
私の感覚では、合格される方は択一式で155点以上取れている方が合格圏内といった感じです。(ただ、170点取れている方で記述式の出来がわるく落ちる方もまぁまぁいらっしゃるようです)

各都道府県の行政書士会に登録する

はれて試験に合格することで、合格証が交付されます。
コレを持って、各都道府県の行政書士会に登録することで、行政書士として活動が可能となるわけです。(記事を書いている今現在、私はここです。)

今回は行政書士ってなんだろうということを紹介しました。

どんなサイトでも一回は触れられていることですが、おさらいしてみました。

初めて受験される方はもちろん、勉強されている方も改めて認識いただき、勉強を頑張っていただきたいと思います!

さよなら!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました